A ready-made demo tape

淡々とした日記

20190603

6月2日の続きから。搭乗口の前で大分前から張り込んでいたが、オーバーブッキング云々という放送が聞こえてきてげんなりした、最終的には乗れたからよかったけど。1時間のフライトでも軽食が出た。チーズ3種類とぶどうが二粒、グラノーラと牛乳、パン。

預け荷物は4つあったが、最後のひとつが見つからず、食料品を満載したとても重い段ボール箱で、運ぶのにもひときわ苦労したので悔しくてしょうがない。夫とLINEで連絡を取り合う。海外勤務経験のある夫の先輩が、壁際を探せとアドバイスしてくれたのでターンテーブルを離れて壁沿いを歩いて行くと、なぜか私の段ボール箱だけがぽつんと置かれていた!近くに係員もいないのでそのまま持ってくる。最後、空港の出口で税関につかまると食料品は没収のリスクありと聞いており、びくびくというよりは疲労困憊で職員の横をすり抜けるが特に声をかけられることはなかった、そして出口すぐのところで夫と2ヶ月ぶりに再会。

渋滞に巻き込まれることなく10時頃には家につくが、夫が予想以上に自分の荷物を片付けておらず、加えてもともと収納がとても少ない物件なので、部屋の中はかなり散らかっていた。この家は仮住まいで7月には再度市内で引っ越しするので、今すでにすごく散らかっていること、自分の荷物をほどいてもまたすぐ引っ越しすることなどを考えると一気にいやな気持ちになる。夫は近所のスーパーや最寄りの駅に案内してくれるつもりだったようだが、一気に眠気が来て20時過ぎまでこんこんと寝た。

明日から構えないから最低限知っておいてほしい場所だけ連れて行く、といってそこからようやく外出する。20時を過ぎてもずいぶん明るい。夫がせっかくだから今日飲もうといって、シャンパンを出してくれたが、それでまた眠気が加速してしまい、再度寝る、でもこれで時差ぼけはほぼ解消した気がする。

 

3日(月)、まずは市内の公共交通機関共通の定期券を買いに行くことにする。夫と同じく、4月から当地で勤務開始した先輩の奥さんがすでにスマホと定期券をすられたらしく、夫に荷物から目を離さないように何度も言われる。あと、家の鍵が固く施錠解錠にやたら時間がかかって情けない。

定期券売り場の場所が最初ぱっとわからず難儀したが、定期券自体はほとんど待たずに買えた、英語も通じたのでよかった。中華料理屋に入って牛肉刀削麺を食べた。青梗菜が入っていたのはよかったが、熱々ではなかったのだけ残念。価格は東京の1.5倍くらい。

帰りのトラムの乗り場がわからず30分くらい歩いてしまったが、歩いている途中でタピオカ屋らしいのと、タピオカミルクティーの入った容器を手に提げている女性を見かけ、ヨーロッパでもタピオカブームが席巻しているらしいことに驚いた。

家の最寄り駅で下車し、近所のふたつあるスーパーの両方に足を運ぶ。鶏もも肉は”Cuisse de poulet"というのを覚える(でも骨がついているので調理は面倒)。あと、欲しい量の野菜を袋に入れて秤に載せ、秤の横の機械に野菜の番号(値札の横に番号がついている)を打ち込むと、バーコードを印字したシールが出力されるので、それを袋に貼ってレジへ持って行く、という野菜の買い方を初めてやってみた。ヨーロッパによくある平べったい桃。

晩御飯は、鶏肉にケチャップとマヨネーズ、にんにくや醤油をすり込んで炒めたものと、アボカドと千切り大根の和え物、冷奴(森永が出している長期常温保存可能な豆腐。美味)、かきたま汁。IHのキッチンは思ったよりも使いやすかったが、家具付きの家に備え付けられている食器がどれもIKEAのさえないやつで、盛り付けてもわくわくする感じにはならなかった(あと深い鉢みたいなのがほとんどない)。さらに今の家、電子レンジがないので、ご飯を温め直すのにせいろを使っている。このために、荷物の中にせいろをぎゅうぎゅうに押し込んできたのだった・・・