A ready-made demo tape

淡々とした日記

20190608

今日から三連休、でも晴れは土曜日だけらしい。加えて、日曜日・月曜日(祝日)は多くの店が休業するので、今日のあいだに日月6食分の買い物もしておかなければいけない。

スマホSIMカードを買いに行きたかったが、店が結構混んでおり、また相場の見当がつかなかったので退散した(今は、日本で買った有効期限2週間のFly2SIMを使っている。自分の行動圏内はずっと4Gでつながっているのでありがたい)。同じショッピングセンターの中のスーパーで肉、野菜、ビールなどを買った。葉っぱのついている新たまねぎ、アスパラガス、マッシュルーム。アスパラガスは外れがない、安いのを買っても絶対に筋っぽくない。

夫は1,000mlが600円ほどするオレンジジュースを「これまで値札も見ずに買っていた、こんなにするんか、でもおいしいのでこれ以外買いたくない」と。確かに、果肉も入っていてホテルの朝食ビュッフェに出てきそうでおいしいのだが、本当にこんな贅沢をしていていいのかと迷ってしまう。でも、日本にいた頃は毎日コンビニでちいっちゃい「野菜生活」とか、菓子パンとかを毎日数百円出して買っていた一方、当地はコンビニもなく、買い食いや間食をほぼしなくなったことを思えば全然安いのかもしれない。

敷地の広いスーパーなので、ショッピングカートもでかくて深かった(通路が狭い小規模店では、2つ車輪がついて引きずれるかごが置いてある)。何でも買えそうな気になるのでおそろしい。

マンションのベランダにテーブルと椅子、パラソルを置いている家がとても多い。向かいのマンションの最上階にも白いテーブルと椅子が見え、天気の良い日はそこで老夫婦が食事をしている姿が見える。今週の前半は天候が良かったので、20時過ぎにそこで夕食をとっているところが度々見えた。木曜くらいから寒かったけど、今日の昼はやっぱり外で食べていた。

午後から遊覧船に乗りに行った。2時間くらい乗っていられるやつを予約したつもりが、先方からの返信メールをよく見ると「このコースは6月15日からだよ」と書いてあるのに「予約できたよ」のメールだと思い込んでいて、出発する15分前くらいにそれに気づいてものすごく気まずい雰囲気になったが、もう一方のコース(小一時間)に予約なしで乗船できるかもしれないから、とりあえず船着き場まで行ったら、その場でチケットを買えたので良かった。

日差しは強いが、風に吹かれてとにかく気持ち良い。スマホのカメラロールを見返すと、画面がずっと青い。今年いちばんと言っていいくらい開放的な気分になった、ついこないだまで家を引き払う準備に追われたり、そもそも毎日会社に行っていたというのが信じられない。

湖を半周ほどする遊覧船なので揺れることもない。折り返したところあたりでビールを開けた。人魚のブロンズ像があるところで船が一時停止した(それが一応チェックポイントらしく、遊覧船のコースの名称も「マーメイドライン」だった)が、湖岸で水浴びを楽しんでいるおばさんが人魚の贈にまとわりつくようにしてグダグダしており、船内におばちゃん一瞬だけでいいからそこどいてほしいという気配が充満していた。

空港がそれほど遠くないので、湖の北側にたびたび飛行機が見え、飛行機が高度を落としていく様子がよくわかり、それがおもしろくて飛行機ばかり見ていて夫にあきれられた。ただ、着陸間近の飛行機は突然現れるわけではないはずなのに、どうしてもその「現れる瞬間」がわからなかった。

夜は久々に外食した、トラムの行き交う交通量の多い道路に面している店だったが、思ったより奥行きが深くて店の一番奥にテラス席があった。ディナータイムは19時からで、これはきっと暗くなるのが遅いから、夕食をとる気分になるのも遅いということか。地元の人がどんどん来て(別のテーブルに知り合いを見つけて挨拶している人がいるなど)、混んできてからも店員さんが何度も「おいしい?」と声をかけてくれる良いお店だった。しかもトリップアドバイザーから予約したら料理が30%オフだった。いいのか・・・

年代を問わず、黒いノースリのワンピースで食事に来ている女性が多く、普段着っぽいけどレストランに来るための装いという感じがして、私もそういうのが一枚あればつぶしがききそうだと思った。

ワインも飲んだが思ったより目がさえていたので、帰宅してから昨日はスキップしてしまった英語の勉強をした。中身の濃い一日だった。